どんな不正咬合でも上手く改善が図れる・・・ワケではありません。
歯科の治療は術者サイドの我々と、患者さんとの言わば共同作業ですので『協力』が得られない限り良き結果を出せないことも残念ながら多々あります。とりわけお子さんの治療となれば親御さんの御協力は欠かすことが出来ません。
そもそも適応症じゃないほどに不正な歯並びのお子さんは困難を極め プラスの効果を得られたとしても納得が行く結果を出せない時も残念ながらあります。(泣)
このお子さんはマウスピース型の矯正装置『プレオルソ』なるモノ(青いヤツ)をお使いいただいた10歳のお子さんですが、御本人も積極的に取り組んでくれた御陰で1年前後で見違えるような状況になりました。
鉄は熱いうちに打て・・・と申します。
ここまで概略の改善を図っておけば、後は歯並びの細部の微修正は『インビザライン(マウスピース矯正)』に譲ったとしてもゴールへの道のりは長くはなりませんでしょう。
本来、歯並びは自然とある程度は綺麗に並ぶモノです。
それを阻害するような要素(悪習癖)を的確に排除さえすれば、お顔付きもキリッと立体的に発育良好となったりする確率は高かろうかと思われます。
お子さんのお顔付きに『?』をお感じの場合には、一度 かかりつけの歯科医院にて相談なさってみては如何でしょうか?