STOMATITIS
触れると痛い口内炎
口内炎には、様々な原因や種類があったりしますので、その特徴をつかみ回避したりケアしたり出来れば宜しいように思います。中には全身のトラブルの一環だったりすることもありますので、侮らずに対策を講じ口内炎が出来にくい口腔内環境を守って参りましょう。
FEATURE
口内炎の特徴
口内炎というネーミングは、口の粘膜に起こる多くのケースで痛みを伴う炎症の総称を差します。 口の中の頬内面や唇部の裏の粘膜、またはのど・舌など、口内のありとあらゆる粘膜に出来てしまい 痛みや不快感から生活の質を低下させます。(泣)
多くの患者さんに接してますと、必ずしも1ヶ所に限らず複数ヶ所、しかも常時あちこちに出来てる方もいらっしゃいます。
口は、体の内部のように見えて体外にまさに開口し、会話時や食事の時などに外部に接する器官だけに、ホコリや細菌・ウイルスなどの影響を直接に受けやすく、口内炎を引き起こしてしまう原因も現れる症状も実にさまざまです。
SYMPTOMS
口内炎の症状
痛み(接触痛)や腫れ、ただれや出血など、一口に口内炎と言っても症状は様々で、軽度なレベルから重度なレベルまで、実に様々な様相を呈します。 比較的に軽度なレベルの口内炎としては、食事がしみる程度で痛みは大したことがなく、粘膜に赤い腫れやところどころにポツポツと斑点や浮腫が出来る程度でありましょう。
その代表格がアフタ性口内炎と呼ばれる症状で、白か黄色の膜で覆われた米粒くらいの潰瘍ができ、接触痛やしみることなどが症状として挙げられます。通常は10日~2週間で治まりますが、困ったことに繰り返しできる場合もあります。
重度なレベルになると、糜爛(びらん)と呼ばれるただれた状態や、盛り上がったり逆に窪んだようなえぐれた穴や水疱が出来たりも致します。食事や会話もままならぬほどの痛みを伴い、場合によっては出血まで見られる場合は重症の口内炎と言えますでしょう。
軽度であれ重度であれ、どちらも身体的な不調を知らせるサインでもある口内炎。
常日頃からの栄養バランスや生活習慣の見直しがポイントであり、引いては全身の健康を守ることにもつながります。
FREQUENT SITE
口内炎の好発部位
頬の内側や歯ぐき・口唇など広い範囲に腫れや炎症が及ぶ口内炎。頻度としては頬の内側や歯ぐき・舌に出来やすい傾向があり、唇や口蓋にも、更に喉の奥の方にも出来たり致します。
部位別に、歯ぐきに出来るものを歯肉炎、舌に出来ると舌炎、唇や口角の場合には口唇炎・口角炎と呼ばれたりも致します。
食事や会話はモチロン、歯磨き時にもしみて痛む口内炎は、強いストレスを感じたりして心身の不調にも結び付きかねません。悪化を防ぐ意味でも次のような原因とされる状況に敏感でありたいと思います。