歯周病治療-いわき市(中央台)の歯医者なら酒井歯科医院 │ラパーク最寄り

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診療時間:9:00~12:00/13:30~18:30 休診日:木曜、日曜、祝日

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歯周病治療

歯ぐきの状態をチェックしましょう!

ご自身のお口の中を鏡に映してよく観察なさってみてください。気付いたり、または普段から次のような症状はありませんか?

歯を磨くと歯ブラシに出血がにじむ
むし歯じゃないのに歯がしみる
歯ぐきが腫脹している
歯ぐきに触れると、ブヨブヨした感じがする
歯ぐきが赤みを帯びていたり、不健康そうな色に変色している
歯と歯の間のすき間が大きくなった
朝目覚めた時、お口の中がネバつく感じがする
お口の臭いを指摘されたり自分でも気になる

もしくはこんな事をご存知ですか?

歯周病は最終的に歯が抜ける病気である
成人の7~8割が歯周病に罹っている
自覚症状に乏しく気付いていないことが多い
出血がある場合は歯周病の確率が高い

こうした症状や状況に心当たりがあれば大人の方であればまず間違いなく歯周病だと思われます。歯周病は放っておくと進行しますが、早めに治療すれば症状を抑えられます。少しでも歯ぐきの調子が変だと感じたら早めに歯周病検査を受けてみてください。

歯周病の「悪化」と「改善」を見てみましょう

歯周病の「悪化」

アスリートの皆さんの様子等を拝見すると、個人差があったにしても我々の身体的ピークは35歳前後といえます。私自身も振り返るとちょうどその頃が変曲点だったように思います。
その後、歯の汚れ具合、喫煙の有無、口呼吸の問題、そして昨今よく取り沙汰される歯ぎしりくいしばりなど歯周組織への負担過多。これらが要因で歯周病の悪化が生じます。

若き日々には明眸皓歯という形容が相応しいほどだった口元が、数年・数十年後は残念ながら変貌を遂げてしまうのです。
我々の身体を貫く消化管、その入り口は間違いなく「口」です。その入り口が不浄になればその末端部分は推して知るべしです。どんな方であっても容色の衰えに抗うことは難しいですが、可能なら全身疾患回避の為にもせめて口元だけは「元気ハツラツ」でいたいものです。

歯周病の「改善」

建物もそうですが、ひとたび限界点を超えて崩壊が始まると復旧は容易ではありません。それでも前述の悪化要因を可能な限り排除し、ケアに是努めれば完全復活まではいかずとも、一部にインプラント目立たぬ義歯(入れ歯)などを用いて咬合回復は可能と考えています。

何もしなければ失われる事実にストップはかかりません。歯科衛生士さんの力を借りてより良き明日の為にケアをなさってみては如何でしょうか。

歯周病は早期発見・治療が肝心

歯周病は早期発見・治療が肝心

歯周病の直接的原因は汚れと細菌です。歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の中に汚れ(プラークや歯石)が溜まると、そこで細菌が繁殖して毒素を出します。その毒素によって歯ぐきに炎症が起きたり、悪化すると歯を支えている骨を溶かします。初期段階でほとんど症状がありませんが、歯ぐきから出血したり炎症が起きるようになって更に進行(支えの喪失)すると、やがて歯がぐらつき始めます。

さらに悪化すると歯を支えきれなくなって抜け落ちます。恐ろしい病気ですが痛みを伴わないが故に気付かない方が大多数です。例えると建造物の基礎部分が知らぬ間にシロアリに食われてグズグズになっていくのと同じかもしれません。早期発見・治療をすれば進行を食い止められるので歯を守っていきましょう。

レントゲンで見てみましょう!

そもそも歯が顎の骨に支えられていることをご存知ない方が大勢いらっしゃいますが、その骨が溶けて消失してしまうとなれば穏やかではありません。ひとたび溶けた骨は元に戻りません。予防が大事と言われる所以です。

歯ぐきをチェックします

歯科衛生士さんが下記の様な「プローブ」と呼ばれる器具を使って歯周組織内部(歯周ポケット)の状況を調べます。それほど痛みは伴いませんが、レントゲンと同様に現状把握に欠かせません。

チェックでこんな違いが解ります。数値が大きいほど事態は深刻です。

歯周病の進行と治療

歯周病は、初期段階から中期~末期へ進行し、進行状況によって治療法が変わります。

歯肉炎(初期段階)


歯と歯ぐきの間に溜まった汚れに細菌が繁殖して歯肉炎が起き、とても出血しやすくなった状態です。まだ自覚症状はほとんどありません。顎の骨へのダメージも生じていません。この段階は数回のスケーリングで歯ぐきの状態を改善できます。

中等度歯周病


歯周病が進行して歯周ポケットの深さが4mmを越えた状態です。歯石が深部まで付着し出血や口臭などの自覚症状が現れます。歯周ポケット内部に汚れが入り込み歯を支えている骨の消失が始まって歯がぐらつき始めます。治療は状況に応じ麻酔をかけた上で専用器具を使って歯周ポケットの内側に付着した歯石を徹底除去します。場合によってはレーザー治療が有効だったり致します。

重度歯周病


歯周病がさらに進行して歯肉が化膿し骨の後退や歯の動揺が顕著になった状況です。支える骨が消失し放っておくと歯が抜けます。通常の歯周病治療では根治が難しくなり歯周外科が適用になりますが、原因がある限り抜歯は避けられません。それでも治療が困難な場合は抜歯となります。

骨消失の進行は動揺を促進します


歯周病の原因は何でしょう?

下記の3点が挙げられます。歯石は細菌の巣窟です。喫煙(副流煙を含む)は免疫力・抵抗力を減退させます。歯ぎしりや食いしばり(噛み締め癖)は歯周組織の血行を阻害し回復を遅らせます。

実際はここに老化も加わります。同じ方であっても20代・50代・80代では確実に体力に違いがあるはずです。年齢が高じるほど歯周病が蔓延りやすくなります。
更に、老化と同様に若年者の方でも体力の低下をきたしていたり体調を崩している状態は、本来有している自己防衛機能を減退させ歯周病の悪化を促進してしまう要因のひとつです。よく「疲れると歯ぐきが腫れる」とおっしゃる方がいますが、まさにその事です。

当院の歯周病治療

歯をなくす原因は色々ありますが、トップを占めているのが歯周病です。40歳以降になるとお口の中の環境が変わり、急激に歯周病リスクが高まって45~50代の88%が歯周病に感染しているといわれています。(2005年度歯科疾患実態調査より/厚生労働省)

歯周病は、歯石に細菌が付着して起きる病気です。歯周病治療は、原因菌の温床となる汚れを徹底的に除去することが大事です。完治が難しい病気ですが、きちんと治療をすれば少なくとも進行を食い止めることはできます。その後のメインテナンスを怠ると再発の恐れがありますのでセルフコントロール(自己管理)がとても大切です。

まずは口腔清掃指導

患者さん御自身が日々行うセルフケアは、歯周病の予後を決定する大切なプロセスなのは間違いありません。考えてみたら御本人にその気が無いのに我々だけが頑張ってどうなるモノでもありません。(泣)
思うようにブラッシング出来ずに不潔な状態が続いてしまえば、プラークは歯の周辺に残り歯周病再発を免れるのは難しくもなりましょう。逆にセルフ・ケアがしっかりなされると歯肉の状況も劇的に改善するのも間違いはありません。その為に『こんな風にブラッシングすると良いみたいですよ』であり『こんな補助清掃用具があるんですよ』といった患者さん毎のポイント伝授を最初にさせていただきます。

最初に正しいとされるブラッシングの方法歯間ブラシ・デンタルフロスなどの使用方法を歯科衛生士さんからお伝え致します。電動歯ブラシを御使用の方はその旨仰っていただければそれに応じたお話を致します。
当院では入社後に歯科衛生士・歯科助手を問わず全員に院長が電動歯ブラシをプレゼントして実際に使っておりますので、経験談としての指導が可能であります。また、各種の疾患に対しての内服薬の副作用で唾液が出にくくなってる方もいらっしゃいます。そういった方には洗口液(マウス・ウォッシュ)の併用などもオススメしています。御相談下さい。

次にスケーリング

スケーリングは、歯周病の原因になる歯石や細菌の温床であるプラークを徹底的に取り除く治療です。歯科衛生士さんが手用スケーラー超音波スケーラーと呼ばれる専用器具を使って歯ぐきから上に付着した歯垢や歯石を徹底的に除去します。

歯科衛生士さんによるスケーリング処置

歯石は、歯に付着したプラークが除去されないまま数日間その場に堆積することで、唾液の成分によってプラークが石灰化したモノです。それ自体に強い病原性があるワケではないのですが、表面が粗い故に新たなプラークが付着しやすく炎症の原因となり得るので除去する事が求められます。スケーリングは歯周病治療の基本になる治療で、汚れとともに原因菌を除去することで歯ぐきが引き締まり歯周病の進行を食い止めることができます。軽度の歯周病であれば数回のスケーリングで根治でき、歯周病の再発予防につながります。

仮にブラッシングしただけでも出血してしまうような歯ぐきの炎症度合いが重症化した歯周病の患者さんであっても、このスケーリングは一回で全部を除去する事はありません。上下顎で2~3回に分けて行います。これは、どうしても出血を余儀なくさせてしまうことで口腔内の歯周病菌が血液中に取り込まれ菌血症を惹起することを防ぐためであります。

その上にSRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯ぐきから下になる歯周ポケットの内部(歯の根面のセメント質)は、表に見えませんが歯周病が進行すると汚れが入り込んで根の回りにこびりつきます。SRPは、こういった部分の汚れや病的な表面を取り除いて歯周病菌をコントロールします。必要に応じて麻酔をかけて歯周ポケットの内部にスケーラー(専用器具)を入れて汚れをかきとります。これにレーザーを用いたりも致します。
スケーラーを用い根面をなめらかに整えることでプラークが再び付着しにくい状況に変化させます。同時に歯ぐきが引き締まったり歯肉と歯の根面が再度くっついてくれることで歯周ポケットが浅くなる効果を期待します。
こういったスケーリングやSRPを行った直後は一時的に知覚過敏が起こりやすくなります。これは綺麗にする事で隠されていた根面が露出をする為と考えられます。悪いことでは無いのですが外部からの刺激はダイレクトに伝わってしまうようです。心配はありませんが、症状が余りに強い場合には知覚過敏治療薬を塗布して様子を見ることも致します。

更にPMTC

PMTCとは、専門のトレーニングを受けた歯科衛生士が、歯垢・歯石を上記の様に徹底的に除去した後に歯の表面に付着した微細な歯垢や沈着物を特殊な医療機器を使って完全に取り去り歯垢の再付着を防ぐためにクリーニングすることを指します。
同時に歯の質を強くするためにフッ素を塗布する行為をいいます。機械的に除去するということからPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と言います。日本語で表記すれば『機械的歯面清掃』とも言われるモノです。
PMTCは、むし歯・歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され,現在多くの国で行われています。

噛み合わせの調整や暫間固定

歯周病が進み歯ぐきが腫れたり、もしくはグラつくようになった場合、噛んだ際にその歯に負担が集中して痛みが伴うことがあります。その場合には噛み合わせの調整(咬合調整)をしたり、隣在歯と樹脂状のモノで固めて連結して固定させる暫間固定なることも致します。さらに歯ぎしりや食いしばり、歯をカチカチさせるようなブラキシズムの癖があると歯周病が悪化しやすいので、睡眠時にマウスピース(ナイトガード)を装着してもらって歯や顎関節への負担を軽減させる治療を併用することもあります。

再検査からメインテナンス期間へ

これらブラッシング指導からスタートする歯周基本治療が終了したら再度、歯周ポケットの深さをチェックする歯周組織検査を行います。御本人の努力と歯科衛生士さんお手によりプラークや歯石が綺麗に除去されると歯周ポケットは浅くなり、炎症も治まることで歯肉からの出血もグンと減るはずで数ヶ月の後には出血しなくなります。歯周病治療はひとまず終了となり、その後には定期的なメインテナンス期間に入ります。軽度の歯周病の場合には、それ以上の歯周外科治療をしなくてもこうした処置でよくなることがほとんどです。

当院はかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の認定を受けておりますので、重症化してる方の場合(ポケットが4㎜以上の方)には毎月のメインテナンスも可能です。歯周ポケットが3㎜以下の方であっても歯周病重症化予防と言って保険でも3ヶ月に一度のメインテナンスは可能となります。

一方、これらの歯周基本治療をしてもポケットが改善せずに炎症が治まらない場合には、再度、スケーリングSRPを繰り返したり下記の歯周外科治療へ移行したりします。

歯周外科

歯周病が悪化してスケーリングSRPで症状が改善しない場合は、歯周外科で外科的な処置を行います。フラップ手術やリグロスやエムドゲインと言った薬剤を用いる再生療法など複数の治療法があり症状に応じて選択します。なお、スケーリングやブラッシングを徹底していれば、歯周外科に至るケースはほとんどありません。

歯周内科

前述しましたように歯周病の原因は歯周病菌と呼ばれるモノの細菌感染です。我々も良く経験するのですが、口腔内がブラッシングで整えられていてピカピカにもかかわらず歯周病が進行なさってる方もいらっしゃれば、反対に随分とプラークだらけなのに歯周病的問題(骨の消失等)が起こってない方が現にいらっしゃるのです。
そこで考案されたのが『歯周内科学』という考え方でありました。これは細菌(真菌を含む)に対して抗菌剤の内科的服用で対応しようという考え方であります。その歯周内科的対応は現状では保険適用にはなりませんので、下記の歯周内科専用サイトにまとめてあります。御興味ある方は是非御覧下さい。


歯周内科専門サイト

お口の中の歯周病菌の様子を位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)で覗いてみますと、こんな感じなんです。これを如何に除菌し、その除菌状態を再感染せずに維持出来るかが歯周病進行の鍵を握ろうかと思います。スタッフに御声掛けいただければプラークを採取して今現在の歯周病菌の多い少ないを御確認もいただけます。
コラムにも『歯周内科治療のオススメ』としてまとめてみました。位相差顕微鏡像を御確認いただけます。また、歯周内科的な考え方は朝日サリーさんの『健康MEMO』なるコラムでも取り上げてみました。合わせて御覧下さい。


歯周病と全身疾患の関係

歯周病はお口の中の感染症ですが、全身にも悪い影響を与えます。原因菌が炎症を起こしている歯肉から入り込み、血液に乗って全身に運ばれるためと考えられています。歯周病菌が血管を通って全身にいきわたると、肺炎・気管支炎、心筋梗塞・動脈硬化、糖尿病など引き起こします。また妊娠中は特にホルモンのバランスが崩れて歯周病になりやすく、早産・低体重児リスクが高まるので注意が必要です。こちらのコラムでも詳述してみました。

歯周病が引き起こす病気

●肺炎・気管支炎

喫煙者、高齢者、免疫力が低下している方などの肺や気管支に歯周病菌が感染し、肺炎・気管支炎・肺気腫など起こすといわれています。

●心筋梗塞や動脈硬化

歯周病に感染している人は、そうでない人に比べて心臓発作を起こすリスクが3倍になる報告があります。

●糖尿病

歯周病と糖尿病は密接な関係があり、糖尿病患者は歯周病になりやすく悪化しやすいことがわかっています。歯周病菌が血液に入ると、インスリン(血糖値を下げるホルモンの一種)の働きを阻害する物質が体内で増加すると考えられています。

●早産や低体重児

妊婦が歯周病に感染すると、早産や低体重児を出産するリスクが7倍になるといわれています。

歯周病を映像で見てみましょう

上記の内容を私が所属している日本歯科医師会製作の「日歯TV」でも放映しています。非常に解りやすく纏めてありますし、いかに予防が大切かご理解いただけると思います。

【① 歯周病の進行と各段階の症状】

(※8020日歯TV「①歯周病の進行と各段階の症状」からです)

【② 歯周病の全身との関わり】

(※8020日歯TV「②歯周病の全身との関わり」からです)