顎関節症は、多くのケースで頭痛・肩こり・耳鳴りなどの諸症状と同時に起きていることが多く、歯科なのか耳鼻科の受診なのかすら判断が付きにくかったりもされますでしょう。
その意味で非常に解りにくいトラブルとも言えようかと思います。
SYMPTOMS
顎関節症が疑われる症状
- 口を開けようとすると顎が痛い
- 顎を動かすと耳の前辺りから音がする
- 大きな口が開けにくい
- 逆に口が閉じにくい
目 次 |
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顎関節症ってナンでしょう? |
顎関節症の症状は? |
顎関節症の原因は? |
顎関節症の治療法は? |
顎関節症に関するQ&A (リンク先の『顎関節症』をクリック!) |
推定の患者数は1900万人とも言われています。芸能人の方でも時折いらっしゃいますが、20~30代の女性の罹患率が高いと言われています。
顎関節症をめぐっては、噛み合わせやストレス起因の歯ぎしりなどが原因とされて来てました。実際問題として顎関節症の症状をナニか1つの原因で説明することは難しいことも解って来ました。
顎関節症を引き起こすには多種多様な要因が絡み合い、お一人お一人それらが複雑に交錯して起こると今では考えられています。ある人は歯ぎしり・食いしばり・精神的ストレスが微妙に重なって症状を来します。
という事は、皆さん御自身がセルフコントロールをしていかない限りなかなか治らない・・・その場でパッと解決出来るようなモノではないことが御理解いただけますでしょう。
基本的な解決方法は経過観察だったりも致します。何故なら御本人に自覚がなくとも原因が御本人にある事が大多数を占めるからに他なりません。経過観察することだけで70%の方が自然治癒するっていうんだから逆に歯科医師としては迂闊に削るようであったりしてはならない疾病とも言えるのかもしれません。