暑中(猛暑?)お見舞い申し上げます。
本日午後は、自宅にて3時間のWebセミナーを受講。
テーマは『口腔がん』・・・実は当院のWebサイトでも、このページが一番多くのアクセス数を集めており、皆さんの関心の高さを常々感じておりました。
早期発見の最前線にいる一般の歯科医
実際に罹患された方への加療は地元の拠点病院の口腔外科にお願いすることにはなりますが、我々一般開業医が早期発見の最前線に居ることとその意味や重要性が強調されたセミナーでありました。
増加の一途を辿る口腔がん
口腔がんの罹患数は増え続けており、ここ40年間で4倍にもなっているとのことです。(泣)
特に芸能人の堀ちえみさんが悩まされた『舌』が一番の好発部位と言われます。
この口腔がんの原因は明らかになってはおりませんが、危険因子としては以下が挙げられます。
① 喫煙
② 飲酒
③ むし歯や傾斜歯による慢性的な刺激
④ 炎症性刺激(歯周病)
口腔がんは外科的切除が第一選択とされますが、その後の機能不全が生じQOL(生活の質)を著しく低下させる可能性があるため、口腔がんに限りませんができるだけ予防したい疾患になりますでしょう。
皆さんへのお願い
講師を務められた口腔外科の教授は、一般の方々への歯科界からの啓発活動であったり、口腔ケアの最前線に位置する我々一般開業歯科医達の意識改革の必要性を強く訴えられていました。
かつては60歳代の男性に多いとされていた口腔がんですが、最近では女性の比率も増えており、若年層でも見られる傾向があるようです。
最良の予防対策は、①~④の逆を行うこと・・・です。皆さんには御注意願えますと宜しいようです。