院長メッセージ

乳幼児医療費や子ども医療費制度を県外でお使いになる際の注意点

窓口での負担金免除の制度

皆さんは18歳未満のお子さんが医療機関を受診する際には、窓口負担金が免除され医療費が無料になることを御存知でしたでしょうか?
いわゆる『乳幼児医療費』『子ども医療費』の助成事業ってのがそれでして、これによりお子さん方は18歳に達する年度の3月末日(つまりは高校卒業時)までは治療費を窓口で支払う必要性が無いということになります。
(国保は受給者証も必要なく、社保の方は受給者証の提示が必要と認識して居ります)

市内 or 市外、県内 or 県外で相違あり

モチロン、地域や自治体によって差がありましょうが、おそらくは全国各地で基本的にはそのような制度があるんじゃないでしょうか?
ただし、これはあくまでも該当する自治体に居住する方がその自治体内の医療機関に受診なさったケースであって、市外や県外で医療機関を受診なさった場合にはその限りではありません。

立て替えた後に償還払い

いわき市の場合で言いますと、県外診療分が生じた際には一度 受診医療機関の窓口では自己負担分を支払って貰った上(立て替え)で、『償還払い』といって後日 市の国民健康保険の窓口で申請を行うことで戻って来るという制度になります。
これがルールですので御注意いただけますと助かります。

上をクリックしていただくといわき市のHPで詳細が確認いただけます!

制度の理解が大切

実はここしばらくで、他県からいらしたお子さんが初診で当院に来て下さいました。
当院受付スタッフがその制度説明をして、後日お帰りになった際に自治体の窓口で申請していただければ償還払いがなされることを親御さんにお伝えもしたようだったのですが、『一旦本日は窓口負担分をいただく事になる』ことに御理解が得られず受診せずにお帰りになりました。(泣)

お盆休みとか夏休みを利用しての一時的な帰省中とかには当該自治体以外(多くは県外)での医療機関受診となりますことから、一時的な支払い(立替分)が生じることを御理解願えればと思います。
自治体でも、お子さんが県外で医療機関に受診される際には、『一旦は立て替えて下さいね!』って制度であることをアナウンスしておいていただけるとトラブルを無くすことも可能かと思います。

来て下さった親子の患者さん・・・・暑い最中にお越しいただいたのに申し訳なかったです。ルールですので御理解願えればと考えて居ります。

酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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