治療に関すること

歯科用金属の窓口負担金が高騰中!

既にお気付きの方もいらしたかとは思いますが、歯科受診時に金属の被せ物や詰め物をした際の『窓口負担金』がここ数年で急騰しております。
これは、保険の金属(12%金銀パラジウム合金)の成分中の『パラジウム』ってやつがクルマの排ガス規制が叫ばれて久しい中、排ガス浄化装置に使われたり、はてまたスマホ等にも使われる希少メタルなんだそうで異様に高騰してるのが原因であります。

実は、我々の歯科用金属の仕入れ値がトンでもないことになって居ります。
私が開業した1993年に比べて、まったく同じ金属の価格が14倍に跳ね上がってしまいました。(泣)

それに伴い保険も改正を重ね、窓口負担金には当然そのまま反映されて参ります。
今後もずっと金属に関する窓口負担金が上がり続けてしまうことは避けられないように思います。
(ここ数年でも3倍以上!)
厚労省は、2014年頃から順次 保険で出来るセラミック冠(CAD/CAM冠)の適用範囲を拡大しておりますが、金属冠の窓口負担金はそのセラミック冠(保険で出来る白い歯)をはるかに上回ります。
条件付きでがありますが、添付スマホ画面のように奥歯の第一大臼歯までなら高額の金属を使わない白い歯での対応が保険診療でも可能ですので、当院ではそちらにシフトしております。
ご理解下さいませ。

酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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