『呼吸』と『嚥下』が出来ない・・・・?
本来なら我々には産まれながらにして自然と身に付いてるはずのモノがそうでもなかった・・・ことって結構あると思うんです。
歯科医的視点から盛んに警鐘が鳴らされ続けているのが『呼吸』と『嚥下』に関わる問題です。
驚かれるかもしれませんが、鼻で呼吸が出来ないお子さん、上手に舌を使って当たり前に飲み込めないお子さんって・・・結構いらっしゃるんですよ。(汗)
加えてその未発達が全身に大きな影響を与えることが、今あちこちで取り沙汰もされています。大袈裟な言い方になりますが、子ども達の本来のあるべき姿が変わって来てると言っても過言ではないのかもしれません。
『お口を育む』と書いて『口育』
写真にも載せましたが、お口を育むと書いて『口育』。
口育とは・・・
新生児期の呼吸や嚥下等 口の筋機能に着目して正しく機能を発達・修得させることで身体の成長を手助けするという考え方
日本口育協会代表・安部秀弘先生
どんな方もやがては高齢化しますが、晩年に現在でも問題になっている摂食嚥下の問題が生じないようにするには個体としての最初の一歩が大事と言われて久しいです。
厚労省的にもその懸念があるんでしょう。高齢者の皆さんに対しては『口腔機能低下症』、幼小児には『口腔機能発達不全症』なる病名が付けられ、保険の改訂のたび毎にその分野への配点が手厚くもなっています。国家的な問題点として重視されているという裏付けのようにも思われてなりません。
スタッフ全員で資格取得にチャレンジ!
そんな『口育』。
情報発信・情報提供の担い手は歯科医院のスタッフ(歯科衛生士・歯科助手)であろうと考えられています。
女性の視点でお母さん達に適切なアドバイスが出来るのが一番に響く・・・そう思われます。
そこで、当院ではこの日本口育協会にコンタクトを取りスタッフ全員で『口育士』の資格試験にチャレンジしてみました。
無事に全員合格!\(^_^)/
これから日々の臨床に活かしていけるように、彼女達が御自身の近未来にも間違いなく役立つであろうこの『口育』的観点を充実させていこうと考えております。
お子さんも『お口』周辺に不安を抱えてらっしゃるような方は、当院スタッフ達が良きアドバイザーになってくれますので是非ご相談下さい。