自分で言うのも烏滸(おこ)がましいのですが、当院は新たな設備機器を充足させ、DX化の推進を図り、施設基準を高い水準に維持してる方かと考えて居りました。
それなりに頑張ってる方だと思って居ったのですが・・・(汗)
本日の久方振りに開催されたリアルセミナー in 仙台。
日本臨床歯科CADCAM学会・東北支部のシンポジウムに参加し、その自負が打ち砕かれるような想いを抱きつつ帰宅いたしました。
この分野でのトップランナー達のあまりのレベルの高さに驚ろくと共に、実に良き刺激を受けて帰って参りました。
コロナ禍以降、Web開催にすっかり馴染んでしまってましたけど、やはりリアルに揉まれないとダメですね。明日からの臨床に即座に役だつ情報をたくさん仕入れて帰って参りました。
昨今では、ロシアへの経済制裁の煽りを受け含有成分の20%を占める保険の歯科用金属パラジウム(レアメタル)が異様に高騰して、それに連動する歯科(銀歯)治療費をビックリするほど押し上げてしまっています。その自動車部品(主に触媒)にも多用されるパラジウムに至っては、新聞報道によると使われる部品(マフラー?)だけを狙った車両盗難まで生じてるんだとか・・・
治療費に関わるモノ故に歯科用材料は価格の安定化を求められましょう。
国(厚労省)も間違いなく代替材料として価格が安定してる工業製品素材『ハイブリッドセラミックス』へ大きく舵を切りつつあります。
問題は、デジタル化されたそのシステムに歯科医側がついていけてないこと・・・だったりするように思えてなりません。
歯科医に求められるパラダイムシフト。
もう逃れることは出来ないこの潮流は恐ろしいほどの日進月歩が激しい分野でもあるので、我々はその分野の学びも欠かすことが出来ないのであります。(汗)