初めてのアルバイトは中学二年の冬休みだったように記憶しています。
バイト先は叔父が営む『いわき珈琲商会』さん。
14歳のその当時からそれなりに上背もあり、手伝いがてらの社会勉強になると思って叔父から誘ってくれたんだと思います。
それまでは素敵な『叔父』でしかなかった彼が職場で焙煎等をしている姿はまったくの別人の『社長』であって、ナオキ少年には実に衝撃的でありました。
サラリーマンの家庭に育った私が『俺も経営者になりたい』と強く意識したのはまさにその瞬間だったかと思います。
歳月は流れ、長じてから何度も飲みに誘ってくれたのもその叔父で、一献交わしながら『お兄さん(私の父)には世話になったんだぁ・・・』と何度も語ってくれ、私の知らない若き日の父の姿も教えてくれましたっけ。
8月1日、享年85歳・・・・そんな叔父に永遠の別れを告げて参りました。(合掌)
会葬とはよくぞ言ったモンで、懐かしい方々に大勢引き合わせていただきました。忙しさにかまけ疎遠になっていた従兄弟達・・・・驚くほどにかつての伯父伯母に似て来ていて、逆にそう思われたりして束の間のタイムスリップ。
私にとっては良きひとときにもなりました。