「磨いている」と「磨けている」は違う!
日々の臨床に携わっていて患者さんからよく言われるのが・・・・
『今、来る前に磨いてきたばかりなのに・・・』
『ちゃんと磨いているのにむし歯や歯周病になる』
であります。
ブラッシングで口腔内清掃が的確に行われていればそうそうトラブルは生じません。実際には現実は思っているほどに「綺麗になっていない」のではないでしょうか。現に私自身が比較的に長い時間を掛けてブラッシングをしてるのにも関わらず、100%汚れを落とし切れてるわけではないのです。(汗)
LIONさんの動画で見てみましょう
さすがにLIONさんの口腔衛生指導はしっかりなさってると思います。参考になりますので御覧下さい。
ブラッシングのポイントは?
長い時間をかける
例えば家の中の掃除も、洗車もそうでしょう。長い時間をかければ綺麗に仕上がる確率が高まります。少なくとも夜のブラッシングは目標10分です。
歯磨きペーストを上手く活用しましょう!
その昔は、歯ブラシの毛先の先端にマッチ棒の先端くらいが適切と言われてましたが、昨今のフッ素入り歯磨きってのは優秀なのでその効果を活用いただけると宜しいようです。下記の動画で御確認下さい。
ペングリップで!
鉛筆を持つ時の様なペングリップが最適です。細かい文字が書けるぐらいですから口腔内でも細やかな動きが可能です。
「ながら磨き」をする
洗面台の前で御自身の顔を見ながらの長時間ブラッシングは・・・・難しいと思います。(汗)
私は専らテレビを見ながらのブラッシングをお勧めしています。目標はCMからCMまでがよいと思います。
仕上げに鏡で確認してみる
食器や箸も使用後に洗ったら綺麗になったかしっかりと御覧になり確認なさるはずです。口腔内は手探りでのお掃除になるので、ブラッシング後の手鏡での確認は必須です。
補助用具(フロス・歯間ブラシ)を積極的に用いる
こちらのページに纏めてみました。
執筆・監修歯科医
医療法人SDC 酒井歯科医院
院長 酒井直樹
1980年 福島県立磐城高等学校卒業
1988年 東北大学歯学部卒業
1993年 酒井歯科医院開院
2020年 医療法人SDC 設立