これからの季節、良かれと思ってお子さんに飲ませてるモノが意外にマイナスが大きいという事を御存知でしたでしょうか?(泣)
酸蝕症と言って数々の飲み物が平成以降の歯の難敵と言っても過言ではありませんでしょう。
こちらの岡崎先生には、我々歯科医師も様々な事を教えていただいておるのですが、社会に対しての警鐘を鳴らすのって・・・勇気が要りますよねぇ。
こういった現実を十分に理解した上で摂取願えるのがbetterかと思います。
当たり前ですが、『お茶』とか『水』のように昔から飲まれてるモノや加工してないモノは問題がありませんです。
ナニを判断基準にすれば良いのか?
酸性の飲料の見分け方としましては、放置しておいて『腐る』か『腐らない』かが手っ取り早い見分け方になりますでしょうか。「お茶・水・牛乳」など(pH7前後で中性)は冷蔵庫に入れておいたとしても1週間もすれば『大丈夫だろうか?』って案じちゃいますよね。
それが台所のガス台の下に保管してるような「酢」になると、開栓して1ヶ月経ってても不安を感じないと思うのです。アルコールなども開封後に常温で保存していても何年も置いたりされませんでしょうか?
岡崎 好秀 先生
今年も暑くなってきましたので,そろそろ例のCMが増える季節です。
写真は,スポーツドリンクで,歯(小臼歯)を溶かす実験をしたものです。
まず,青いワックスで歯を半分カバーします。そして,歯をお茶とスポーツドリンクに1週間漬けます。
その後,青いワックスを取ります。そしてカバーしていない歯の部分と,カバーしていたものを比較したものです。
お茶は,中性なので歯が溶けません。しかしスポーツドリンクは,酸(pH3.5)により歯の表面が溶け白くなっていることが分かります。
ついでに,この状態を数値化してみました。(数値は,歯の溶けた程度を示しています。)
写真は,私が行った実験なので,右クリックして保存しご自由にお使いいただいても大丈夫です。
黒酢やアルカリイオン飲料の罪
テレビの特集やCMでやっていると信じ込んでしまわれる方が大勢いらっしゃいます。(泣)
『黒酢はワイドショウで体に良いって言ってた』、『運動したらスポーツドリンクだろうと思って』って方が大勢いらっしゃいます。
ナンでもそうかと思いますが、過ぎたるは及ばざるが如し・・・です。歯を溶かすまで摂取してしまうと『体に害』なモノに分類されるような気もしちゃいます。(汗)
十二分にお気を付け下さいね。