WHAT is CEREC TREATMENT?
セレック治療とは?
当院はセレックを導入しており、毎日の診療で使わない日が無い程にフル活用して居ります。日々進化が著しい専用ソフトも常にバージョンアップし、2019年には機種変更して2台目も導入しました。
身近になったセラミック治療
2017年12月に保険改正が施行し、従来は小臼歯(糸切り歯の後ろ2本)に限られていた適用範囲が下顎第一大臼歯(下の奥歯)まで拡大されました。更に2020年4月には上顎第一大臼歯にも条件付き(一番奥の第二大臼歯が存在することが条件)ではありますが歯適用範囲が拡大されました。2021年には前歯部にも導入。益々ニーズが増すと考えられますので今後更にフル活用して参ります。
新たに導入した機器『PrimeScan(プライム・スキャン)』のPR動画です。これは「歯の形成」に用いるのでなく「歯の型取り」に用いる機器ですのでキーンという削る際の音は未だに無くなりませんが、随分と歯科界も進化したもんだと感じます。
口腔内スキャナーで歯の型取り
セレックは、セラミックの人工歯の設計から削り出しまでを全自動で行うCAD/CAMシステムです。専用のCCDカメラで歯をスキャンし、そのデータをコンピューターに転送して人工歯を設計します。微調整を加えた後、専用のミリングマシンにデータを転送すると、セラミックブロックが削り出されて誤差の少ない精密な人工歯に仕上がります。「計測」・「設計」・「製作」までの一連の流れを全て院内で処理でき、短時間で精度の高い人工歯が完成し、症例に因りますが最短1日というスピーディな治療が可能になりました。
YouTube動画は当院のセレック(古い機種)で実際に型取りをしている画面です。
早送りをしているので実際はこの3倍程の時間がかかるのですが、従来のグニュッとしたゴムのような物での型取り時では固まってくるくらいの時間で精度の高い「型取り」が可能になりました。
PCの画面上で直後にデザイン
口腔内スキャナーで歯の形をデータ化した後は、画面上で「設定」をします。時間にして数分間でしょうか。
(YouTube動画は4倍速に設定)
そのデザインしているところをお見せします。
現行では「型取り」→「石膏注ぎ」→「模型操作」→「ワックスによる形状製作」といった一連の技工作業を必要とし、相当の時間がかかります。それが、デジタル化の恩恵で相当簡単になりました。
機械が削り出すのを待つのみ
加えて設定終了後はミリングマシーンと呼ばれる機械にセラミックブロックをセットすれば約10分間でオールセラミックの歯ができ上がります。
この「デジタル歯科」の流れは便利過ぎて止めようがありません。今後もどしどしフル活用して参ります。