デジカメの普及に伴い治療前の状況を口腔内写真データとして記録に残すのは容易になりましたが、それでも実際に治療すべきか否かを判断する際に迷う状況も多々あるのが歯科の治療であります。
従来の経験則ベースの判断を否定するわけではないのですが、それでもむし歯の度合いを数値化出来て判断基準に照らし合わせて『治療すべき』なのか『経過観察』なのかを見極められるに越したことはありません。
特にスタッフが初診時にチェックしてくれる際には迷うことも多々ありますので、写真の様な機械を用いて判断の手助けになれば自信を持って患者さんにもお伝えが可能になりますでしょう。そう考えて導入してみました。
実際に使って貰うのはスタッフ達ですから、早速に相互練習タイム。瞬く間にマスターしてくれて既に実戦配備(!?)を致しました。
そこそこの音がするのが欠点かもしれませんが、安全なレーザー光を使用するため痛みを伴うでなく、歯を傷付けもせずにレーザー光によりむし歯の程度を数値に置き換える事が出来る光学式う蝕検出装置『ダイアグノデントペン』。
モチロン保険適用ですから妊娠中の方でもお子様でも問題無く使用が可能でありましょう。
視診やレントゲン撮影による従来の診断に加え、数値化することで『すぐに削る』のがbetterなのか『フッ素塗布で管理』する治療が良いのか・・・しっかりと判断させていただけるようになりました。
2022.11.03
なるべく削らないMI治療
歯は削らないに越したことはありませんし、神経も取らないに越したことはありません。それは間違いないことなんですが、痛みが出て来てしまったりした...