私自身が第何回の歯科医師国家試験を受験したのかすら『?』状態ではありますが、今日がちょうど第115回歯科医師国家試験の合格発表のその日だったようであります。
記憶に間違いがなければ・・・ではあるのですが、私の時代には少なくとも国立大学の合格率は軒並み90%を越えてたかと思うのですが、昨今はどうも苦戦を強いられているようであります。
狭き門・・・とまでは申しませんが、ここ数年は受験者に対する合格者の割合(即ち合格率)は下降線を辿る一方でして『5人のうち3人(61.6%)』にまで低下してしまっているようであります。(汗)
・・・ってことは5人のうち2人は来年までいわゆる『国試浪人』を余儀なくされますので、これは容易ではありません。
ハードルが高いのは決して悪いことではありませんし、国民にとっては有益なことでもあるので国の方針は間違いではありませんでしょう。
ただ、不勉強であったならば『仕方がない』ってことで諦めもつくかと思いますが、今現在は解りませんが第112回を受験し合格した愚息の頃までは『地雷』と称する問題を不正解してしまうと即・不合格なんて噂も耳にしておりましたので、それなりの緊張を強いられたことではありましょう。
国民の人口ピラミッドなんかもそうですが、若年層が少なくなれば高齢者の割合は高くもなり、歯科医師の平均年齢も50代をキープし続ける事にもなるんですよね。
(歯科診療所開設者の平均年齢は56.6歳)
歯学部は6年制です。卒業後には国家試験を受験して歯科医師になるしかなく、いわゆる潰しが効かない職業に他なりません。
異業種の方々もコロナ禍において尚更大変なのかとは思いますが、我々の業種も年を追う毎に歯科医師に『なるのにも、なってからも』大変さが増して来てるように思えてなりません。