スタッフの研修

口唇閉鎖力測定用の『りっぷるくん』を再学習

口唇閉鎖力測定機器『りっぷるくん』

かれこれこの機器を導入して2年近くにはなりますでしょうか、口唇閉鎖力測定用の『りっぷるくん』と呼ばれるモノがあります。
多くの皆さんにとっては『ナニそれ?』かとは思うのですが、昨今では口腔機能発達不全症という病名がある事からも国(厚労省)までもが由々しき事態と認識してると思われる、口腔機能の低下が叫ばれて久しいのです。
『りっぷるくん』はその低下の具合を見極める測定器具であります。

老年期の口腔機能低下につながる

意味合いとしては、幼少期の発達不全の蔓延がその方々が高齢期に至った際の摂食嚥下機能の低下につながり、でなくとも死因として割合が高まってる誤嚥性肺炎の発症率に連動してしまうことを危惧してると思われます。

お口あそびをしなくなった現代のお子さん達

我が子はそんな事はありませんでしたが、いわゆる『お口あそび』ってのが減ってるせいなんでしょうか、俄には信じ難かろうとは思うのですが、昨今のお子さんの中にはお誕生日のケーキのロウソクが吹き消せなかったりすることがあるそうです。調査なさった方は『3割のお子さんが・・・』と書いていらしたので結構の高率のようにも思われます。

当院では縁日なんかで売ってるイメージが強いヒュルヒュル伸びる『吹き戻し』を差し上げてトライしてもらってるのですが、出来ないお子さんが実際に少なからずいらっしゃいます。(汗)
また、口笛を吹けなかったりそもそも上下の口唇を閉じることが苦手で常時『お口ポカン』のお子さんも珍しくはありません。
『りっぷるくん』はその口唇閉鎖を数値化して判定していこうという器具でありました。

口唇閉鎖不全の『お口ポカ~ン』を予防する
※ 画像をクリックしてみて下さい

器具を使い慣れた頃に再度の研修

今回は、院内のプチセミナーを企画して、そういった口唇閉鎖力をチェックする機器『りっぷるくん』の再学習をしてみました。
使い方次第で測定値が変わりやすいモノなので、スタッフ達が扱いに慣れて来た頃合いを見計らって再度 メーカーのご担当の方に来ていただいてセルフチェックのお手伝いをしていただいた次第です。

酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長/院長

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