院長の研鑽

日本摂食支援協会主催『摂食支援導入Webセミナー』

日本国民が直面するであろう『2025年問題』、日本が抱える『超高齢問題』と『急速なる人口減少』・・・いわゆる団塊の世代の方々が後期高齢者の年齢域(75歳以上)に差し掛かるその時に それでなくとも逼迫してる国民医療費は爆発的に増えておそらくはトンでもないことになるんだろうと認識して居ます。

摂食支援とは、摂食嚥下障害のある人が安全に食べられるように支援することです。
また、摂食嚥下障害とは口から食べ物を口腔内に運ぶ、口腔内で食べ物を噛み砕く、食べ物を咽頭から食道に送り込む、食道から胃に運ぶなどの、摂食嚥下機能を低下させる状態のことです。

摂食支援は、医療・介護の現場において重要な役割を果たしています。摂食嚥下障害を放置すると、誤嚥性肺炎や栄養不良などのリスクが高まります。摂食支援によって、これらのリスクを減らし、安全に食べられるようにすることで、QOL(生活の質)の向上につながります。

摂食支援は、医師や歯科医師・言語聴覚士・介護士などの多職種が連携して行うことが重要です。それぞれの専門知識や技術を活かして、一人ひとりの状況に応じた支援を行います。
摂食支援の具体的な内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 摂食嚥下機能の評価
  • 食事形態や食事の量・回数の調整
  • 食事介助
  • 嚥下トレーニング
  • 栄養指導

摂食嚥下機能の評価では、口腔内の状態や嚥下反射の状態などを調べ、摂食嚥下障害の程度や原因を把握します。食事形態や食事の量・回数の調整では、誤嚥のリスクを減らし、栄養を十分に摂取できるようにします。
食事介助では、食べ物を口に入れたり飲み込んだりするのをサポートします。嚥下トレーニングでは、嚥下機能を改善するためにさまざまな方法で訓練を行います。栄養指導では、適切な栄養を摂取するための指導を行います。

摂食支援は、摂食嚥下障害のある人にとってとても重要な支援です。一人ひとりの状況に応じた適切な支援を行うことで、安全に食べられるようにしQOLの向上につなげることができますでしょう。

酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長/院長

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