広がるデジタル技工の世界
歯科医師会を通じて、写真の様な『社会人学び直し講座』の案内が届きました。
離職率が高い(7~8割)とされる歯科技工士さん・・・その歯科技工専門学校を卒業なさった皆さんを対象に、学校では学べなかったような『デジタル技工』を修得して貰おうってのが狙いのようです。
業態転換は必然
表現が正しいのかどうかは私にも解りませんが『業態転換』という熟語が浮かんで参ります。
歯科医院で恐ろしいほどの勢いで進むデジタル化。それはナニもカルテ内容や写真データ管理に限った話ではありません。
さすがに削ったり詰めたりするには人の手が必要ですが、スキャナーによる型取りからセラミック技工物の作製に至るまでの技工操作は既に大きくDX化(写真左下)がなされました。
最近では義歯(入れ歯)製作までもがそのように変化し、型取りの粘土様のものも石膏さえも要らなくなりつつあります。
DX化に対応する歯科技工士さんの育成
技工士さんのお仕事も旧態依然としてるワケには参りませんでしょう。
歯科医師サイドがネットを介してデータを送信、それを技工所サイドで受けて下さる環境の構築は必然となりましょう。それに対応して下さる歯科技工士さんの育成を目的にしてるカリキュラム内容と判断致しました。
このプログラムの目的
このプログラムの趣旨は『歯科技工士の皆さんが、歯科臨床をより身近に感じ、臨床に即した知識・技術を修得することで、歯科技工士としてのやりがいを再発見してもらうことを目的にしています』とのこと。
『デジタル技工をリモートワークに導入するための環境を想定し、実際のワークフローを体験。さらに医療情報の取扱に必要なリテラシーについて研修を行い、CAD工程のデジタルワックスアップの実際を体験するプログラム』だそうです。
ボーダーレス化が著しい昨今、距離はまったく関係が無くなりました。
DX化に興味津々な技工士さんは下記にアクセスし、トライなさってみては如何でしょうか。